俺とお前と
PM11:40
普通の人なら既に寝ているだろうと思われる時間に、
は起きていた。
只単に夜更かしをしているから−などという理由ではなく、
『傘貼り』という、れっきとした内職をしている為。
は一人暮らしをしていて、昼間は小さな八百屋で働いている。
そこで一人暮らしには充分なくらいの給料をもらっているので、
内職をしないと食べていけないというわけではない。
しかし、何かと慎重な
は将来のことを考え、
少しずつでも貯蓄しようと内職をしている、というわけだ。
「ふーっ、もうそろそろ休憩しよっかなぁ」
PM11:50
んー、と大きく伸びをしてお茶を煎れる為に台所へ向かおうとしたとき、
コンコン。と小さく扉を叩く音。
こんな時間に誰だろう…
不振に思い、扉の向こうに立っているであろう人物が次に行動を起こすまで、じっとしていることに。
すると再び扉を叩く音−−−と、よく知った人の声。
「、起きてるか?」
「っ、銀ちゃん?!」
勢いよく扉を開ける。
「おいおい、危ねぇじゃねぇか」
扉を叩いていた人物…
それは、の恋人の坂田銀時だった。
「ゴメ…てゆうかどうしたの?こんな時間に…何かあった?!」
「あぁ…ま「あっ、こんな所で立ち話もなんだから、ドウゾ。入って」
「…相変わらずお前は人の話聞かねぇなァ…」
「ん?何か言った?」
「…何も」
「で、一体どうしたのよ?こんな時間にか弱き乙女の部屋を訪ねてきて。」
お茶を銀時に出し、自分も飲みながら訪ねる。
「…ふっふっふっふッ…」
「なっ、何?!突然笑い出して…いつものことながら変だよ銀ちゃん…!!」
「いつものことってぇのは余計なんだよ。それに誰がか弱いってェ〜?」
銀時に軽く小突かれる。
「私以外に誰がか弱いってのよ。」
「んー、俺とか?」
「もう、馬鹿言ってないで早く用件言ってよ。」
私だって暇じゃないんだから。と付け足す。
「そんなに頑張って仕事しなくてもいいんじゃねぇのか?今の生活で苦労してるわけでもなさそうだしよォ」
「前にも言ったでしょー。私は将来裕福に暮らしたいのー」
「…………・・」
「?どうしたの?急に黙り込んで…」
「確かに俺なんかと一緒になったら金は出て行く一方だしな…悪ィな、いつも迷惑かけて」
「銀ちゃん…?」
突然銀時に抱きしめられる。
「これからも迷惑かけると思うけど…俺にはお前しかいねぇんだ。」
「えーっと、ごめん銀ちゃん、何の話…?」
「何の話って、俺とと俺たちの子供の将来の話に決まってんだろォ。」
「あ、銀ちゃんと私と私たちの子供の将来の話ね!今でも充分迷惑かけられてるから、もう慣れっこだよ〜」
「って、えぇっ?!!!」
銀時の発言に驚いて銀時を突き飛ばし立ち上がる。
「痛ぇなぁ…何だよ大きな声出して。」
「えっ、ちょっ、まっ、、、、」
「よくわからんが落ち着け。そして立ってないで座れ。」
「おっ、落ち着いて、、、落ち着いてられるかァアアァァァアァアァア!!!!いっ、今何て…!!!」
「ん?俺とと俺たちの子供の将来の話のことか?」
何もわからない、といった表情で答える銀時。
「そっ、そこ!!そこの最後!!」
「話?」
「馬鹿!!!そんなボケはいらないんだよ!!その前!!『将来』とか言ったら、ぶっ倒すぞ!!」
ギロリと銀時を睨みつける。すると今度はボケずに答えた。
「…俺たちの子供?」
「それだァァァアアァァアァアァア!!」
「それがどうしたんだよ…」
「どうしたもこうしたも…!!子供って…何で…!!!」
「何だよォ、俺とお前の愛の結晶、いらねぇのか?」
「いや、だから、いるとかいらないとかの話じゃなくて…」
「あっ、そうか!子供が出来るか心配なんだな?」
「はっ…?」
「が妊娠するまで毎日励むからよォ!そこんとこは心配するな!」
銀時が勢いよく立ち上がりギューーっとの手を握り締めた。
「銀ちゃ…ん?」
…な、何か嫌な予感が……
の体が地面から離れる。
「ってことで今から励むかァ!!!寝室へゴーだァァ!!」
「…えっ?!!なっ、、!!ちょっと待った!!!」
「もう充分待った!」
「嘘つくな!!全然そんな雰囲気じゃなかっただろぉがァァアアァァァ!!!!」
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初銀魂夢…
銀さんのキャラが掴めてませんが;;
そして途中からさんのキャラ壊れてますが(爆
んー、何を書きたかったんだろう(笑
2005/2/13
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