tea of afternoon.



「隣、いいですか?」
「あっ、はい!どうぞ。」
「いつもここを利用してますよね。このお店、好きなんですか?」
「はい!!ここの紅茶とスコーンがとっても美味しくて!程よい甘さがいいんですよ。
それに、ここだとゆっくり本が読めるから、暇さえあればここに来ちゃうんです。」
「そうだったんですか。じゃあ僕も同じやつを頼もうかな…」
「ええ!是非食べてみてください!!ほんっとに美味しいですから!!」
「ふふっ、」
「えっ?!どうかしましたか?!私、何か変なこと言いましたか?」
「くすくす…あまりにも貴女が嬉しそうに話すから…」
「あ…、そ、そうですよね!店員でもないのに…すみません…あはは…」
「いや、謝らないでください。僕はあなたのそんな所が好きになったんですから」
「そ、そうなんですか。有難うございます。」
「……」
「……」
「・・・」
「……」
「あの…」
「はい?」
「(僕、今告白したんだけどな…)」
「どうかしましたか?」
「や、えっと…」
「あ!来ましたよ、スコーン。暖かいうちに食べてくださいっ!」
「…はい」
「どうですかっ?」
「あ…美味しい…甘さも丁度いいですし、これなら何個でも食べれそうです。」
「そうでしょう!よかった、気に入ってもらえて!」




「(想いは伝わらなかったけど、彼女のこんなに嬉しそうな顔が間近で見れただけでも良しとするか…







今日はね。)」










* アレンと さんの出会い編です。
会話の文章のみで…アレンの想いが伝われば、と。
連載出来たら…いいのに な


2006/4/4


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